今年3月に3年ぶりに復活した香港プロレス(HKWF)。再開後2回目となる試合として「摔角之王(THE FINAL COUNTDOWN King of Wrestling)2023」が6月13~14日に香港島柴湾の青年広場で行われた。日本のドラゴンゲートプロレスで大活躍中のジェイソン・リー選手が香港に凱旋し、多くのプロレスファンが集まり会場は熱気に包まれた。

【THE FINAL COUNTDOWN | King of Wrestling 2023】
Match 1 – 【Special Singles Match】
KC Wong VS Sunny
Match 2 – 【Hong Kong Wrestling Federation Rookie Challenge | 3 vs 3 Match】
偷渡I.I (illegal immigrant) & Mr Asthma & King Michael
VS
Big Sam & Ash Silva & Uncle Money
Match 3 – 【Hardcore Unlimited Singles Match】
The Chan VS曼尼斯
Match 4 -【King Of Pro Wrestling Round 1】
Jason Lee VS Michael Su
Match 5 -【King Of Pro Wrestling Round 1】
Ho Ho Lun VS Ricky Marvin
Match 6 -【King Of Pro Wrestling Round 1】
Mikey Man VS Buffa
Match 7 -【King Of Pro Wrestling Round 1】
BitMan VS Dylan James
Main Event -【#AWGC Tag Team Championship | 3-ways Tag Team Match】
Triple Threat Match for AWGC Tag Team Championship:
Jeff Man & Kevin Man
VS
大天Z & SORA
VS
Zombie Dragon & Voodoo
試合のハイライトを動画で紹介する。
インタビュー ジェイソン・リーに聞く

【ジェイソン・リー(Jason Lee)】香港の男性プロレスラー。香港出身。DRAGON GATE所属。2009年に香港のプロレス団体「HKWF」でジェイソン・ニューとしてデビュー。11年に留学生として来日。1月28日、プロレスリングZERO1TAKESHIBAコロシアム大会の対トニー・バッキンバウワー戦で日本デビュー。13年1月、日本での留学を終えて香港に一時帰国。9月6日、リングネームをジェイソン・リーに改名。17年9月13日からDRAGON GATEにレギュラー参戦。19年1月16日、DRAGON GATEに入団。
――香港でのプロレスの浸透具合をどう受け止めてますか?
香港でのプロレス試合はめちゃめちゃ盛り上がりますね。日本をはじめ海外のいろんなところで試合してますが、アジアで一番盛り上がるのは香港ですね。試合を見るというよりもみんなで集まるパーティーのような気分ですね。
――日本では香港レスラーの受け止められ方をどのように感じてますか?
最初は日本人のお客さんの香港に対するイメージといえばブルース・リーやジャッキー・チェンのような映画のイメージでしたね。だから僕のリングネームも何回か変わって、「ジェイソン・リー」にしたらブルース・リーと同じ「リー」ということで覚えてもらいやすくなりましたね。試合では「ジェイソン!」って呼んで応援してもらえるようになって嬉しいですね。今日も日本人のファンがわざわざ日本から来てくれたりして本当に嬉しいですね。

――プロレスを始めたきっかけは何ですか?
約20年前の子供の時、兄と一緒にテレビでアメリカのレスリングを見ててプロレスファンになりました。その後、ユーチューブでドラゴンゲートの映像を見つけて、日本もプロレスがあるんだって気づいて、初めて日本人レスラーのドラゴン・キッドを見たときに「この技すごいな」と思って、プロレスをやること決めました。香港プロレスで16歳の時にデビューして今年で14年目になりますね。
――必殺技の「香港トルネード」はどのように練習したんですか?
最初の所属先で新日本プロレスの内藤哲也さんの必殺技「スターダストプレス」を練習するように言われました。ところが練習してもなかなかできなくて、そんなときに似たような技として今の私のオリジナル必殺技である「香港トルネード」を偶然編み出すことができました。
――ヌンチャクはどのように練習したんですか?
ヌンチャクはユーチューブを見ながら練習しました。Ho Ho Lunと一緒に練習している時、どうやって香港人だと分かるようにしようかって考えて、ヌンチャクを持って入場すれば日本人ではないなって一目で分かると思いました。
――香港プロレスの今後の発展をどのように考えてますか?
今のところ外人レスラー以外ではまだ私などがメインになっていますが、通常は香港にいないので、今後は若手の選手がメインになるように育てていきたいですね。

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