中央政府は10月2日、第4陣予備宇宙飛行士の選抜作業を開始し、初めて香港・マカオから有人宇宙飛行に搭乗する科学技術者を選抜すると発表した。同日の香港メディアによると、この発表に対して李家超・行政長官は歓迎と感謝を表明。特区政府は6~27日に予備選抜を行う予定で、11校の大学などから4つのルートを通じて科学技術者を募る。年齢は30~45歳で、特定の体格要求があり、専門要求は少なくとも博士学位、専門分野での経験は少なくとも3年となる。黄偉綸・副財政長官は、申請者は香港永住者で中国国民でなければならず、訓練過程の期間は特区政府から手当が得られるので生活の心配はいらないと指摘。香港から宇宙船パイロットや宇宙飛行エンジニアを募集しないことについては「外国では通常、宇宙船パイロットは空軍の中から募る。香港には空軍がなく、飛行サービス隊は空軍ではない。宇宙飛行エンジニアも香港に人材は少ない」と説明した。

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