中国共産党中央委員会香港マカオ事務弁公室と国務院香港マカオ事務弁公室は11月8日、深センで香港のビジネス関係者向けの座談会を開催し、夏宝龍・主任が香港の財界代表者29人と交流した。11日付香港各紙によると、香港マカオ事務弁公室は10日夜プレスリリースを発表し、夏主任は座談会で「世界は急速に変化しており、香港は従来の利点に頼るだけでは世界で輝くことはできない。変化する状況の中で改革し、率先して香港の新たな世界を切り開く必要がある」と発言したことを引用した。夏主任は香港に対し、イノベーションとテクノロジーの発展を精力的に推進し、イノベーションとテクノロジー資源への投資を増やし、観光産業のアップグレードを加速する方法を見つけ、1180キロメートルの海岸線と263の島々、実態に基づいたウェルネスツーリズム、バケーションツーリズム、文化観光、クルーズツーリズムなど香港の観光資源を最大限に活用するよう求めた。
夏主任は、現在も続いている中国と米国の間の闘争と外部勢力による香港への中傷攻撃が続いていることに関して、香港のビジネス界と起業家はその幅広い国際的なつながりを活用し、さまざまな国際交流活動を積極的に組織し、香港を招待すべきと指摘。より多くの外国人の友人が香港に現地視察に来て、香港の活気と魅力をその目で確かめてもらうことを促した。夏主任はまた、香港は国際的な商品と資本、技術、人材、その他の重要な生産要素を結集して、国際的な金融・海運・貿易センターとしての地位を確立し、陸・海・空の3つの「港」を建設しなければならないと指摘した。
夏主任は「香港の内外の環境は大きく変化しており、香港の発展は課題に直面しているが、香港のビジネス界と起業家は勇気を持って責任を負い、前進する必要がある」と述べ、習近平・国家主席が寧波出身の香港の起業家たちに与えた指示を深く学び、「1国2制度」の利点を最大限に発揮すよう求めた。

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