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香港―政治

香港マカオ弁公室主任が5大要求

国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任は7月16日、「香港版国家安全法実施1周年の回顧と展望」と題するセミナーで重要講話を発表した。

17日付香港各紙によると、セミナーは全国香港マカオ研究会が主催し、中国本土、香港、マカオをリモートで結んで行われた。香港では金鐘の会場に林鄭月娥・行政長官ら高官が出席したほか、各界代表を合わせて300人余りが参加した。夏主任は「特区の統治機構に入る人はみな愛国愛港者でなくてはならず、いかなる反中乱港分子が各種ルートと方式を通じて特区の統治機構に入り込み統治者になることを決して容認してはならない。これは鉄壁の最後の一線である」と述べ、間もなく行われる選挙委員会選挙、立法会選挙、行政長官選挙で愛国愛港者が政権を握ることを確保しなければならないと強調した。

香港の統治者について(1)1国2制度の方針を貫く(2)香港が直面する住宅、就業、医療、貧富の差など各種問題を解決(3)民衆のために実務的に問題を解決(4)各方面の力を団結させる(5)国家と香港に対して高度に責任を持つ――の5つの要求を挙げた。夏主任は最後に「米国と欧州の政治家が粗暴に国際法を踏みにじり中国の内政に干渉している」と指摘し、「われわれに対して行っている意味のない制裁は、あなたたちの香港の代理人である反中乱港分子に終わりを告げる鐘を打っているに過ぎない」と警告。香港版国家安全法の実施から1年で香港の混乱の局面を転換し、カラー革命の企みを粉砕したことは事実が証明していると述べた。

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