深セン市と東莞市が都市封鎖(ロックダウン)したことから現地の香港系と台湾系のメーカーに影響が表れている。3月15日付香港各紙によると、香港中華廠商連合会の施栄懐・永遠名誉会長は、深センのロックダウン期間に一部メーカーの生産活動の進捗状況が影響を受けると指摘。香港に本社を置く多くのメーカーが深セン・東莞などに工場を設置して世界に製品を輸出しているが、特に深センには多くの電子部品工場、医薬品工場があり、深センの工場での工程を完了した後に他の地域の工場に送られて次の工程が行われる。また東莞には多くの台湾系メーカーが集まっており、プラスチック、玩具、靴類、カバン、金属などの従来型の輸出産業は船の積み荷期限に間に合わなくなり、食品加工、電子金型産業などの内販産業でも輸送が影響を受け、一部受注がキャンセルとなった。
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