■マックでマスク注意されて店員殴る
マスクを着けずにマクドナルドに入店した顧客が注意した店員を殴って逮捕された。7月16日の香港メディアによると、屯門山景邨商場のマクドナルドで14日午前3時ごろ、マスクをしていない1組の男女が入店して注文しようとしたところ、マネジャー(29歳)がマスクを着けるよう促したが拒否されたため注文を受け付けなかった。男はこれに不満を抱いで激高し、注文モニターを倒した後、カウンターの内側に入ってマネジャーを連続殴打した。男は床に倒れたマネジャーの頭を踏みつけた後、女性とともに軽トラックに乗って逃走した。通報を受けて警官が駆けつけ、マネジャーは病院に運ばれた。警察は防犯カメラの映像から犯人を割り出し、14日夜に屯門富泰邨の住宅で軽トラックの持ち主(27歳)を逮捕。犯人の兄であることが判明し、事件当時、軽トラックは犯人の友人に貸していたと自供した。16日までに犯人と貨車を運転していた友人を逮捕した。警察側は「事件当時、マネジャーは顧客に丁寧にマスクをするよう促したのに暴力を受けた。市民が受け入れられることではない」とコメントした。
■各病院のコロナ検査の費用と時間
新型コロナウイルス肺炎(COVID—19)流行の第3波によりマカオ特区政府は香港市民がバスでマカオに入境する際に核酸増幅検査の証明を提出しなければならないと発表した。特区政府衛生防護中心は現在、症状が表れている市民には無料でウイルス検査を行っているが、未症状の者が感染しているかどうかを知りたい場合は自身で民間病院または医療センターに行って検査しなければならない。7月15日付『香港経済日報』によると、香港では多くの民間病院と医療センターがウイルス検査サービスを提供しており、費用は250~2000ドル余り、最も速いところは数時間で結果が得られる。ただし一部は費用に診療費や検査報告書の料金が含まれていないので留意しなければならない。卓健医療は950ドルで結果が得られるまで1~2営業日、港安医院は1500~2470ドルで6~7時間、港怡医院は1950ドルで5時間、宝血医院は2070/1380ドルで2~6時間、香港中文大学医療センターは1100ドルで1~2日、養和医院は2000ドルで即日、カノッサ医院は1500ドル以上で4~6時間などとなっている。
■HSBC、ホームレスも口座開設可
香港上海銀行(HSBC)は7月15日、同日からホームレスや極狭アパート住民にも銀行口座サービスを提供すると発表した。16日付香港各紙によると、ホームレスや1つのフラットを分割した部屋に住む香港市民は郵便サービスを利用することができないため、銀行口座が開設が難しいことが問題となっていた。HSBCは金融のさらなる普及を促進するため、こうした市民にも基本的な銀行口座サービスを提供すると発表。香港初の社会的弱者にサービスを提供する銀行となる。HSBCはこうした市民が固定住所情報を提供しなくても独立した香港ドル建て預金口座を開設できることとし、長期的な職探しや生活保護の給付金受け取りに便利となり、財産の安全も保障される。ただし顧客は口座開設の際にキリスト教ホームレス支援協会、ImpactHK、香港社区組織協会、救世軍などの指定の非政府組織(NGO)の紹介状を必要とし、口座開設の理由を確認する。さらにNGO関係者やソーシャルワーカー同伴の下、紹介状と身分証を持ってHSBCの指定7支店で口座開設手続きを行うこととなる。申請が認められればキャッシュカードを受け取ることができ、NGOの所在地が顧客の連絡先となる。
■ネコ店長誘拐されるも警察が救出
荃湾のUFOキャッチャー店で先ごろ、店主の飼い猫が客に盗まれる事件が起きた。7月14日の香港メディアによると、7月11日17時30分ごろ、子供2人を連れて、カート付の保温袋を持った40歳くらいの女が入店。店主が防犯カメラの映像を見ていたところ、女が突然店内にいた猫を保温袋に押し込め無理やり連れ去ったという。店主は驚いて通報するとともに、いなくなった犬猫を探す情報サイトに私の子供同然の飼い猫がさらわれてしまったと投稿し、情報を求めた。そして7月14日朝に市民から猫を盗んだ容疑者を見つけたとの情報が入り、警察がその住居へ急行。大口の住居ビルで防犯カメラの映像を確認し、容疑者が住む部屋を捜索すると、カゴに入れられた猫が見つかった。部屋にいた容疑者は39歳の女と13歳の少女で、警察が詳しい動機などを調べている。猫は飼い主の元へ返され、飼い主はサイトに猫が無事に見つかったとの報告を書き込んだという。
(メルマガ『日刊香港ポスト』より)

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