香港中文大学では11月19日、卒業式への参加を口実に約100人の黒服集団がキャンパス内で違法デモ行進を行い、中には「香港版国家安全法」に違反して香港独立旗を掲げて香港独立に関するスローガンを叫んだ。12月8日付香港各紙によると、香港警察国家安全処は捜査を経て情報を集め、7日朝に男性8人を許可を得ていない集結にかかわる容疑で逮捕し、うち3人の学生は国家分裂扇動の容疑がかけられている。逮捕された8人の年齢は16~34歳。観塘区区議会議員の陳易舜氏、西貢区区議会議員の李嘉睿氏、研究助手の楊子雋氏が含まれており、いずれも中文大学の卒業生である。警察は防犯カメラ映像から香港独立旗を掲げて香港独立に関するスローガンを叫んでいる3人を確認し、国家分裂扇動の容疑で調べている。3人のうち2人は中高生で、もう1人は香港専業教育学院の学生となっている。事件の捜査は続いており、さらに多くの逮捕者が出る可能性もあるという。
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