特区政府康楽及文化事務署(LCSD)は10月14日、香港動植物公園の飼育動物9匹が死んだと発表した。政府公報によると、死んだのはいずれもサル。10月13日にブラッザモンキー1匹、コモンリスザル1匹、ワタボウシタマリン3匹、シロガオサキ3匹が死んだのに続き、14日朝にシロガオサキ1匹が死んだ。飼育員の話では14日に死んだシロガオサキは13日に動きや反応、食欲がいつもとは異なっていたためケージを隔離して監察を強化していたが、翌朝に死んだという。ほかにも13日から同様の症状を見せたブラッザモンキーが1匹おり、この1匹については引き続き監察を続けることになっている。当局は園内の哺乳動物エリアを14日朝から閉鎖し、消毒清掃を行った。死骸は解剖を実施し、原因を究明する。園内では目下、80匹の動物が飼育されているが、健康状態は正常とのこと。ただし、慎重をきして、飼育員は防護服などの保護装備を着用して作業にあたり、健康状態に留意するという。

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