香港取引所(HKEX)は9月11日、英ロンドン証券取引所を買収すると発表した。
12日付『星島日報』によると、HKEXは296億ポンド(約2900億ドル)でロンドン証取を買収する。買収が成功すれば合併後の新会社の時価総額は5400億ドル余りに達し、アジア欧米の3大地域をカバーしHKEXのさらなる国際化が進む。
HKEXの李小加・最高経営責任者(CEO)は「敵対買収」を否定し「企業版のロミオとジュリエットに過ぎない」とコメント。買収情報を受けてロンドン証取の株価は16%上昇したが、HKEXの米国預託証券(ADR)は3%下落した。
HKEXは7年前にもロンドン金属取引所(LME)を買収している。英国のレッドサム商務大臣は、外国企業の投資は歓迎するが、英国の安全にとってどんな影響があるか検討しなくてはならないと述べた。

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