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香港―社会

香港各地の文化芸術拠点で特別企画

3月の香港では、街に点在する文化芸術拠点で期間限定の特別企画展が複数開催される。ビクトリア・ハーバー沿いに位置する西九龍文化地区には、世界的なミュージアムである M+と香港 故宮文化博物館があり、広大な屋外スペースも楽しめる。2023 年、世界で最も多く訪問された美術 館トップ 20 にランクインしているアジア最大級のヴィジュアル・カルチャー美術館 M+では、2025 年 3 月 15 日(土)から 7 月 13 日(日)まで「香港ジョッキークラブシリーズ:ピカソ─アジアとの対話」展 が開催される。本展ではパリ国立ピカソ美術館が所蔵する 60 点以上のピカソ作品に加え、田名網 敬一など、M+コレクションのアジアおよびアジア系アーティストの作品も展示される。 また、2014 年には東京・森美術館で個展を行った台湾出身のアーティストの個展「リー・ミンウェイ: 砂のゲルニカ」展(2025 年 3 月 8 日~7 月 13 日)では、ピカソの『ゲルニカ』を砂で再現し た大規模なインスタレーションが展示され、特別なパフォーマンスも行われる。

香港故宮文化博物館では「流動する饗宴――中国の飲食文化」展(2025 年 3 月 19 日~6 月 18 日)を開催し、中国の 5000 年にわたる食文化を体験できる貴重な機会を提供する。また、同期間に開催中の「紫禁城とヴェルサイユ宮殿――17・18 世紀の中仏交流」展(2024 年 12 月 18 日~2025 年 5 月 4 日)では、150 点の歴史的遺産を通じて、科学、工芸、芸術、文化、哲学における中国とフランスの交流を紹介する。さらに、香港藝術館(HKMoA)では「セザンヌとルノワールの世界―オランジュリー美術館・オルセー美術館の名作展」(2025 年 1 月 17 日~5 月 7 日)が開催中。アジア初の巡回展として香港向けに特別にアレンジされた内容によって、新鮮な体験が楽しめる。 

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