香港空港管理局(AAHK)は6月17日、香港国際空港の2022年5月の利用統計を発表した。5月の旅客数は前年同月に比べ186・1%増の延べ17万人だった。旅客数が増加したのは主に新型コロナウイルス防疫措置が緩和され、海外の旅客と香港居民の空港利用が増えたためだ。中でも旅客の東南アジアとの往来が目立った。しかし全体の旅客数は依然としてコロナ禍が始まる前の2019年以前の水準にはほど遠い。離着陸数は同4.0%減の1万440便だった。5月の航空貨物取扱量は同9・7%減の36万5000トン。貨物取扱量が減少したのは欧州の政治的緊張が続いていることと世界的なコロナショックによるグローバルサプライチェーンへの影響だ。輸出は同15・0%減少した。貨物量全体では、減り幅が最も目立ったのは欧州と北米向け貨物だった。

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