香港空港管理局(AAHK)は9月11日、香港国際空港の2020年8月の利用統計を発表した。8月の航空貨物取扱量は前年同月に比べ3.5%減の37万4000トン。8月の旅客数は同98.6%減の延べ8万4000人。離着陸数は同72.0%減の1万便だった。8月の貨物量が減ったのは、旅客機の積載容量の減少が影響し、再輸出が依然として比較的少なかったことによる。中でも東南アジア、中国本土を往来する貨物の減少が目立った。しかし、旅客数の減り幅に比べると貨物量は安定しているといえる。カーゴサービス需要は依然大きく、貨物機の離発着数は前年同月の4906回に比べ同21.5%増の5960回に上るなど増加が目立ち、輸出は同8・0%増加、輸入は同4・0%増加した。旅客数の減少は、新型コロナウイルス感染拡大で香港居民以外の入境規制や各地の入国規制、検疫措置が続き、香港市民の海外旅行やトランジット客が大幅に減少していることによる。
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