香港大学微生物学系は11月30日、臨床標本からオミクロン変異種ウイルス株の分離に成功したと発表した。12月1日付香港各紙によると、これはオミクロン変異種ウイルス株の分離と培養に成功したアジアで初めての研究チームとなる。香港大学は分離したウイルス株は不活化ワクチンの研究開発と生産に使用できると説明。研究チームを率いる袁国勇・教授は「オミクロンが世界に蔓延するにつれて、この変異種ウイルスの非常に強い潜在的な脅威が認識されている。変異株ウイルスの分離は緊急研究の第一歩である」と述べた。現在のところオミクロン変異種ウイルスには既存のワクチンが効かないかどうかを示すデータはない。
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