香港大学の研究により新型コロナウイルス感染症(COVID―19)は低温環境で感染レベルが強化されることを発見した。9月24日の香港メディアによると、同研究リポートは国際科学雑誌『Clinical Infectious Diseases』のオンライン版で発表された。香港大学微生物学系臨床副教授の陳福和氏、講座教授の袁国勇氏が率いる研究チームは、ゴールデンハムスターを利用した実験を行った。低温(12~15度)、室温(21度)、高温(30~33度)の3種類の環境でゴールデンハムスターを飼育し、その後、同様の量の新型コロナウイルスを鼻腔内に注射した。7日後に低温環境のハムスターは呼吸道組織でウイルスが顕著となり、肺には深刻な炎症と出血の状況が現れた。研究の結果、低温ではウイルスの拡散力が増すことが分かった。このことから研究チームは市民に冬になる前にワクチンを接種するよう提唱している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。