香港大学学生会の元幹部らは7月10日に声明を発表し、先の警官襲撃犯への追悼を謝罪した。同日の香港メディアによると、香港大学学生会評議会は7日、銅鑼湾で警官を襲撃して自殺した犯人に対して1分間の黙とうを行い、哀悼と「香港のための犠牲」をたたえる動議を可決した。これに対し学校側は「一部学生が香港大学学生会評議会の名義で暴力襲撃を美化していることを強く譴責する」とコメントした。香港大学校務委員会の李国章・主席は、すでに警察の国家安全処に学生会が香港版国家安全法に違反しているかどうかの調査を依頼し、学校側は学生の除籍について審査することを明らかにした。学生会は記者会見を行い、今回の件について全市民と学友に謝罪し、評議会は襲撃犯を哀悼する動議を撤回、学生会幹事会は即時辞任すると発表した。さらに10日に発表した声明では「学生会は学生組織として、いかなる暴力行為、テロ活動、その他違法行為を決して扇動、宣揚すべきではない」として謝罪を表明し、責任をとって中央幹事はすでに全員辞任したと述べた。
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