香港故宮文化博物館は来年第３四半期にオープンする予定だ。３月８日付香港各紙によると、中国人民政治協商会議全国委員会常務委員で故宮博物院院長を務める宋紀蓉氏はこのほど、北京の故宮博物院は800点以上の文物を香港故宮文化博物館に提供することを明らかにした。このうち国家一級文物が少なくとも20％を占め、一部の文物は一度も展示されたことがないという。現在、「文物医師」が文物の状態を確認して修復作業を行っており、香港に送られる文物の詳細リストは来年確認される予定である。また宋氏は、絵画、絹、その他の比較的壊れやすい文物は温度と湿度の影響を受けやすく、一般的な展示期間は３カ月を超えることができないと指摘。磁器、翡翠、青銅などの無機質な文物はもっと長い期間展示することができ、文物医師は香港で定期的に文物の状態をチェックし、必要に応じて北京に送り返して修復するという。
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