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香港―経済

香港株は2027年までに35000ポイント

関税戦争は世界的な資金に大きな変化を引き起こした。5月7日付香港各紙によると、「株の女神様」と呼ばれる西京投資管理公司の劉央・主席は「米国は前例のない革命を推進しており、東洋の台頭と西洋の衰退によって香港株にはリスクよりもチャンスの方が大きい」と主張した。劉主席は近年、人工知能(AI)を全面的に推奨しており、AIテーマを中心にAI応用セクター、金、高利回り株を配分する「AI+3」投資戦略を提唱している。また将来的には米国株式市場の「M7」のようにファンドが追随する「H7」のスター銘柄が香港株にも出現し、ハンセン指数は2027年までに史上最高値の3万5000ポイントに達する可能性があると予測している。

劉主席は「トランプ米大統領が革命を引き起こし、金融システムや政治体制さえも揺るがしている」と語り、トランプ米大統領が権力の座に居続ける限り、「ショックは強まるばかりで弱まることはなく、VIX(恐怖指数)の変動は決して止まらないだろう」と断言。未来を予測することも難しく、誰もが歴史を目撃していると述べた。現在の状況は香港にとってリスクよりも多くの機会をもたらしているとみており、中国と米国の運命は「東洋は台頭し西洋は衰退する」と指摘。「米国のシステムが崩壊すれば、新時代の中国の特色ある社会主義の利点が反映されるだろう」と述べた。市場は徐々に中国のハイテク開発の成果を認識しつつあり、香港株も政治的安定と祖国からの支援の恩恵を受けているという。

近年、劉主席は「最もホットなスポットに投資する」という投資戦略原則を堅持し、世界市場でAI分野を展開してきた。自身の資産の50%がすでにAI関連であり、機関投資家が参加できる独自のAIインデックスや商品も設立していると明かした。個人投資家に対しては、AI応用株、金、高利回り株を選ぶことを含む「AI+3」投資手法を提案し、AI応用が次のテーマであり、中国の強力な製造業チェーンはこの分野で「世界をリードできる」と説明した。また、金は困難な時代における各国にとって重要な戦略的備蓄となっており、その需要は依然として増加していると指摘。高配当株については、ポジションリスクのバランスをとるために、AI株のボラティリティを抑えるために、安定したキャッシュフローと配当金を持つ企業を選ぶ必要があると述べた。

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