小学校の教師が「香港独立」思想を授業で散布したことによって初めて教員資格を剥奪された。10月6日付香港各紙によると、この教師は九龍塘宣道小学で教べんを取り、5年生の生徒に授業で「香港独立の原因は何か」への回答を要求したほか、「台湾独立」の言論を写させるなどしたため、当局は計画的に「香港独立」のメッセージを散布し教師のプロとしてのモラルを著しく欠いているとみなした。校長と副校長も監督不行き届きで当局に譴責されたほか、同一教材を使用した他の教師も書面での警告を受けた。教員資格剥奪となった教師は同小学校で「生活教育課」を担当し、昨年3月から授業で小学5年生に香港電台(RTHK)の番組を視聴させた。同番組は政府が社団条例を引用し「香港民族党」の運営を禁止したことに関するもので、同党創設者の陳浩天氏の講演内容、香港中文大学学生会香港独立研究学会や香港独立連盟などのインタビューが紹介されている。教育局は同教師が散布した「香港独立」メッセージは一時の不注意ではなく、多くの内容は歪曲と偏向であり学生に深刻な損害を与え、教材内容は絶対的に小学生に不適切と説明した。

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