香港総商会の上級エコノミストである荘仕杰氏は、中国本土との出入境再開の恩恵を受けて香港の今年の域内総生産(GDP)伸び率は3.8%に達するとの予測を示した。1月10日付香港各紙によると、荘氏は香港の観光に関する経済活動が回復するほか、基数となる昨年の数値が低かったことから今年の伸び幅は潜在力が大きいとみている。梁兆基・総裁は今年第2四半期に小売業は顕著に反発し、小売り売上高の伸び率は10%に達すると予測。ただし本土住民の消費方式がネットにシフトしていることから新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行前の水準に戻ることは難しいとみている。香港総商会は、物価上昇率が昨年の1.9%から今年は3%に拡大、失業率は年末に3.3%まで低下、商品輸出伸び率は4.5%に達すると予測している。
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