陳茂波・財政長官は2024年の取り組みを振り返り、香港は絶え間なく変化し不確実な外部環境の中で安定的に前進していると述べた。１２月３０日付香港各紙によると、陳長官は公式ブログで今年の経済動向を振り返り、「政府は来年、香港特有の利点をより良く活用することを含め、3つの主要分野での取り組みを加速する。内外コミュニケーション、スーパーコネクター、スーパー付加価値の役割と機能をさらに強化する」と述べた。
陳長官は「米国が今年下半期に利下げサイクルに入る中、中国本土は景気を刺激するための政策措置を次々と導入し、香港支援のためのさまざまな政策や措置を導入した。香港特区政府および各界の努力と相まって、香港の資産市場のセンチメントは改善した」と述べた。香港株式市場は今年約18％上昇し、ハンセン指数は２００００ポイントまで回復、取引高も大幅に増加、10月には単日取引高が6000億ドルを超えて過去最高を記録した。今年の 1 日あたり平均取引額は1320億ドルを超え、昨年と比べ 25%余り増加。今年のIPO資金調達額は800億ドルを超え、世界第4位となった。
さらに資産運用業界を例にとると、金融業界は引き続き活発化しており、総資産規模は4兆米ドルを超え、昨年の純資本流入額４.４倍に増加している。現在、香港には約2700軒のファミリーオフィスがあり、そのうちの半数以上の資産が 5000 万ドルを超えている。不動産市場はここ数カ月で徐々に安定しており、取引も今年最初の11カ月間で月平均取引件数は約4450件で、前年比22％増加した。また、香港に進出する本土と海外の企業の総数は1万社近く、スタートアップ企業の数は4700社近くに上り、それぞれ前年比10％増加し、いずれも過去最高を記録した。
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