高等法院（高等裁判所）は１２月２３日、詐欺罪や「香港版国家安全法」違反で起訴された壱伝媒集団（ネクストメディア）の創業者である黎智英（ジミー・ライ）氏の保釈を認めた。同日の香港メディアによると、「香港版国家安全法」指定裁判官である蘇恵徳氏は黎氏に逃亡と再犯のリスクがあるとみなして２度にわたり保釈申請を却下した。黎氏は２３日に３度目の保釈申請を行い、別の「香港版国家安全法」指定裁判官である李運騰氏が保釈を許可した。黎氏の保釈条件は保釈金１０００万ドル、人事担保３０万ドル、香港を離れてはならずパスポートはすべて没収、警察署と法廷に赴く以外は届け出ている住所の自宅を離れてはならず、毎週３回警察署に出頭することとなっている。さらに保釈中に直接または間接的に外国・域外の機関、組織、人員に香港特区、マカオ特区、中国に対して制裁、封鎖、その他の敵対行動を要請してはならない。外国官僚に面会してはならず、テレビ、ラジオ、ネットを含めていかなる形式でも訪問を受けてはならず、オンラインまたはオフラインでいかなる文章も発表してはならず、ツイッターを含むＳＮＳでコメント、論評、伝言、情報を発表してはならないとなっている。
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