壱伝媒集団（ネクストメディア）の創業者である黎智英（ジミー・ライ）氏は「外国または域外の勢力と共謀で国家の安全を脅かした罪」で起訴され、４月１６日に西九龍法院（地裁）で再び公判が行われた。１７日付香港各紙によると、特区政府律政司の張卓勤・高級検察官は黎氏にさらに２つの罪で起訴した。黎氏は李宇軒氏やマーク・サイモン氏らと共謀して外国勢力と結託した罪と、李氏が香港を離れる支援を図り司法の公正を妨害した罪となっている。首席判事の蘇恵徳氏は、同案件の６月１５日に引き続き公判を行うことにした。弁護人の譚俊傑氏は同案件の公判が４カ月間延期され、今回さらに２カ月間延期されたことを強調。香港版国家安全法では国家安全法にかかわるすべての案件はタイムリーに処理されるべきと明記されていると指摘した。黎氏は昨年７月１日から今年２月１４日までの間、李宇軒氏やマーク・サイモン氏らと共謀し、外国または域外の機関・組織・人員に香港特区または中国に対して制裁、封鎖、その他の敵対的行為を行うことを要請。さらに黎氏は昨年７月から８月２３日にかけて李宇軒氏、陳梓華氏らと共謀し司法の公正を妨げる行為を企図。香港警察に逮捕された李宇軒氏が香港を離れるのを支援した。黎氏はもともと昨年７月１日から１２月１日までの間、香港で外国または域外の機関・組織・人員に香港特区または中国に対して制裁、封鎖、その他の敵対的行為を行うことを要請し「外国または域外の勢力と共謀で国家の安全を脅かした罪」で起訴された。
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