香港では3月19日午前零時、中国以外からの入境者すべてに検疫を受けさせる措置を開始したが、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)が欧米に蔓延しているため多くの香港市民が避難のため香港に戻ってきている。
20日の香港メディアによると、特区政府入境処の統計では過去5日間に海外から香港に入境した人は1日1万人を超え、世界に対する検疫令を実施する前日の入境者は1万3000人に達し、香港にリスクをもたらしている。医院管理局は20日からアジア国際博覧館中と北ランタオ島病院に検査センターを設置し、上呼吸道感染の症状がある入境者はまず検査センターに送ってウイルス検査を行い、陽性ならば公立病院で隔離治療を行うと発表した。
衛生防護中心は19午後から空港で65歲以上の高齢者と検疫場所で65歲以上の人と同居する人に唾液サンプルを採取する瓶を配付した。公共衛生化験服務処では1週間に5000個のサンプルを検査することができるという。
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