北京人民大会堂で3月7日、韓正・副首相と国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任が全国人民代表大会(全人代)香港代表に接見した。8日付香港各紙によると、香港代表団のスポークスマンである陳勇氏は韓副首相の言葉を引用し、中央はもともと1月9日または10日に香港と中国本土の出入境を段階的に再開する準備を整えていたことを明らかにした。出入境再開の措置を発表する数日前に香港で新型コロナウイルス感染症(COVID―19)第5波が巻き起こり、短期間には抑制されないため出入境再開計画にストップがかかったという。香港では昨年末、すでに2カ月半にわたり感染者がゼロだったことから、中央は各部門や特区政府の詳細な研究を経て状況を把握し、香港の出入境再開の要求を承認した。1月1日前後には中央がすでに関連文書を批准し、9日または10日に出入境を段階的に再開する準備を整え、マカオと同じ方式で再開することとなった。だが正式発表の数日前に香港で第5波が出現し、中央は香港が新型コロナ流行を抑制することに期待して数日様子を見たが、抑制どころか感染者数が毎日増加したため出入境再開の手配を中断せざるを得なくなった。
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