12月は「ふたご座流星群」「土星木星大接近」という2つの天文現象が香港でも観察できるという。11月27日付政府公報によると、12月14日ごろに活発な活動が見られる「ふたご座流星群」は今年最も観測条件が理想的な流星群の1つ。香港天文台の話では、一番の見ごろは12月14日2~3時で、月明かりの影響を受けないため見やすい時間帯だ。もし天候が良ければ、視野の広い郊外の暗い場所では1時間に20~30の流れ星が観測できるという。一方、12月21日の土星木星大接近は20年に一度というなかなか見られない天文現象だ。土星と木星の距離が非常に近くなり、肉眼では2つの星が見分けられないくらいになる。今回は過去400年内で最も接近することになるという。12月21日18時~19時30分に西南西の空で観測できるが、同日前後の夜にも2つの星が見られる。次の土星木星接近は2040年だが距離はそれほど近くはなく、今回と同じくらい大接近するのは2080年になるのでこの観測チャンスを見逃さないようにしたい。
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