香港では新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの1回目接種を行った市民が400万人を突破し、接種率は60%に達した。だが接種者の伸び率は鈍化しているため、特区政府は8月25日に新たな措置を打ち出した。26日の香港メディアによると、24カ所のコミュニティー・ワクチン接種センターでは60歳以上の高齢者に当日券を配付しているが、27日からこの対象が12歳以上の学生に引き下げられる。現在、12~19歳の若者の接種率は54%だが、夏休みが間もなく終わるのを機にまだ接種していない学生と保護者に便宜を与えて若者の接種率を引き上げる狙いだ。専門家は、子女がバイオNテックのワクチンを接種すると心筋炎を起こすと懸念している保護者がいるため、当局は速やかに科興生物のワクチンの接種年齢を引き下げて若者の選択肢を増やすべきと提唱している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。