香港は今年、15年連続で日本最大の食品輸出市場となったことが分かった。12月21日の『香港経済日報』(電子版)によると、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は「新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の影響を受けているものの、日本から香港への食品輸出量は安定的な伸びを維持できる」との見通しを示した。JFOODOの大泉裕樹・事務局長は日本酒の輸出について「現在輸出されている日本酒はレストランによる購買が主だが、香港市民は広東料理に日本酒が合うことに気づき、販売量が大きく伸びている」と述べた。ただし新型コロナの流行によってJFOODOのプロモーション計画が台無しとなり、多くの実体イベントが開催できなくなり宣伝戦略を調整することになったと明かした。コロナ流行によって消費者の自炊が潮流となっていることを考慮し、日本式スーパー2社と提携して日本酒と海鮮をパッケージ販売するほか、ネット上で家庭で作れる広東料理と日本酒のペアリングを紹介するプロモーション活動を展開する考えだ。

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