このところ香港では名作映画のリバイバル上映が続いているが、8月25日から1983年の青春映画『アウトサイダー(The Siders)』の完全版の上映が始まった。 フランシス・コッポラ監督が手掛けた同作は、その後「ブラット・パック」と呼ばれるようになる多くの若手人気俳優が出演し、世界中で大ヒットした。当時絶大な人気を誇ったC・トーマス・ハウエルが主演し、コッポラ監督作への出演が続いたマット・ディロン、『ベスト・キッド』に主演し日本にもファンが多いラルフ・マッチオ、『ゴースト』で知られる故パトリック・スウェイジ、近年はテレビ作品も多いロブ・ロウ、父と弟も有名俳優のエミリオ・エステベス、アイドル歌手としても人気があったレイフ・ギャレットが競演。今や推しも押されぬトップスターとなったトム・クルーズも出演している。ヒロイン役は日本映画『洛陽』にも出演したダイアン・レインだ。上映館は「K11 Art House 」など。2019年8月にオープンした「K11 Art House 」は、広さが約6万4000平方フィートという香港最大規模の映画館で、館内には12のシアターを備え、総座席数は1700席以上を有する。


(写真提供・A Really Happy Film)

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