２人がドイツ製ワクチン接種後に流産

２人の妊婦がバイオＮテックの新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）ワクチンを接種した後に流産したことが明らかになった。４月１４日の香港メディアによると、特区政府衛生署は１２日に医院管理局からワクチン接種による異常事件が疑われるケース１件の報告を受けたことを明らかにした。３２歳女性が１０日に妊娠検査で陽性結果が出たが、翌日、出血と下腹部の痛みとともに胎児を排出し、病院の救急センターで受診したところ胎児の死亡が確認された。医院管理局は胎児の重量から２３～２４週目とみている。女性は８日にバイオＮテックのワクチンを接種していた。さらに衛生署は８日に医院管理局から別の異常事件と疑われるケースの報告を受けた。３２歳女性が３月２５日に妊娠検査で陽性の結果が表れたが、３１日に出血して病院の救急センターで受診したところ、流産と診断された。女性は２３日にバイオＮテックのワクチンを接種した。衛生署は２件のケースについて目下のところワクチン接種との関係を示す証拠はないが、専門家委員会に回して因果関係を評価するとコメントした。