消費者委員会は先ごろ、消費者委に寄せられた苦情は2021年通年で前年比11%減の2万7300件に上ったと発表した。2月13日の香港メディアによると、苦情件数全体が前年に比べ減少したのは、前年は新型コロナウイルス感染拡大によりマスクに関する苦情が激増したためで、比較する基数が大きかったことによるという。このため消費者委では20年と21年の苦情数は大差ないものとみている。一方、21年の苦情にかかわる金額は前年比116%増と大幅に増加し、計11億7000万ドルに上った。これらは主に海外の不動産販売にかかわる案件だった。消費者委では、海外の不動産購入はトラブルに発展したときに追究するのが難しいと指摘。海外で不動産投資をする前にそのリスクを理解してほしいと注意を呼び掛けている。

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