屯門で空から紙幣が降って来たとの情報がSNSに投稿され、警察が出動する騒ぎになった。1月5日付香港各紙によると1月4日午後、屯門の団地に突然ヒラヒラとお札が舞い始め、地面のほか住居の窓やバルコニー、ひさしなどに落下した。付近住民たちは最初はお供え用の偽札だと思ったが、よく見ると本物だと分かり、拾った人は団地の管理所に届けたという。管理人が住民に通知したり、落ちた紙幣を拾い集めたところ数十枚に上り、500ドル札、100ドル札、20ドル札など額面はさまざまで、合計金額は5000ドルに達することが分かった。管理人がまだ誰の仕業なのか分からない状態でいたら、何者かがお札が降る様子をSNSに投稿し、それを見た警察が出動。捜査を進めた結果、低層階の部屋に住む3歳の男児の仕業だと判明した。男児は昼寝をしていた父親がテーブルの上に置いていた財布からお札を取り出して紙飛行機のように窓から飛ばしたのだという。幸い、拾ってくれた人たちのおかげで全額無事に戻ってきたそうだ。警察も通報を受けて駆け付けたわけではなく、自主的に出動したため、事件として処理されることはなかった。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。