市民の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン接種が増える中、クリニックで期限切れのワクチンを接種する事件が発生した。1月12日付香港各紙によると、民間医療機関が運営する天水囲嘉湖新北江商場の復必泰ワクチン(バイオNテック)接種ステーションで11日、市民が期限切れワクチンを接種されたとクレームした。初歩的な見込みでは30人が影響を受けた。問題のワクチンは数時間から1日の期限超過で、クリニックはすでに特区政府衛生防護中心に報告した。12日の香港メディアによると、衛生署は同日、事件を認め、36人の市民が期限切れワクチンを接種し、うち2人が胃腸の不調が現れたと発表。1人は救命センターで受診後に退院、1人は入院中となっている。衛生署は同医療機関に警告を出し、同類事件の再発防止を要求した。
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