新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の影響で深セン市政府は域外からの入境者に14日間の検疫と7日間のコミュニティー管理検疫を義務付け、1月5日からは検疫ホテルを予約したことを証明する書類を提出することとなる。3日付香港各紙によると、多くの香港市民は間もなく迎える春節(旧正月)を故郷で過ごすため、1カ月前倒しで中国本土入りしているため、深セン湾出入境管理所では長蛇の列ができている。入境処の統計によると、昨年12月29日に深セン当局が入境者に検疫ホテルの事前予約を義務付けると発表して以来、深セン湾出入境管理所を経由して本土に向かう旅客数は29日の1894人から1月2日には2988人へと6割近く増加している。新措置発表からわずか4日間で1万人以上の旅客が深セン湾出入境管理所経由で香港から出境しており、そのうち約9300人が香港在住者だった。新措置発表前の1週間では、クリスマスイブに最高の出境者数(2656人)を記録したが、その後は2000人以下を維持していた。
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