40年前の少女強姦事件の犯人が近年の鑑識システムの向上により逮捕された。11月28日の香港メディアによると、事件が起きたのは1983年。被害者は当時13歳の女子中学生で、ランチタイムに親戚の家に昼食を食べに行く時に階段から跡をつけてきた男に暴行され、現金160ドルを奪われたという。逮捕のきっかけは指紋認証システムにコンピューターを導入し解析できるようになったことで、当時残されていた犯人の掌紋を元に容疑者の男を割り出すことに成功。それが決め手となり2021年にコックの男を逮捕した。事件後うつ病を発症した被害者は中学5年生の時に退学して入退院を繰り返し、1999年には退院当日に自殺を図るなど、心身共に大きなダメージを負っていたという。事件から長い時が過ぎ男は逮捕時はすでに60歳になっていたが、当初は窃盗は認めたものの強姦については否認。その後、強姦についても罪状を認め、11月28日に高等法院で禁錮7年の有罪判決が言い渡された。
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