香港金融管理局(HKMA)は6月28日、2024年5月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、5月の認可機関の総預金残高は前月比1.1%増で、うち香港ドル預金は0.3%増、外貨預金は1.8%増。1~5月の総預金残高は3.2%増、香港ドル預金は同0.9%増となっている。香港の人民元預金は5月に4.2%増、5月末現在で1兆1340億元。越境貿易決済の人民元取引総額は5月に1兆1832億元に上り、4月の1兆2570億元より増加した。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。