特区政府は9月9日、全市民対象の新型コロナウイルス(COVID―19)無料検査スキームの期間延長について発表した。同日の香港メディアによると、政府は57カ所の検査センターの運営を14日まで3日間延長すると発表。同スキームの期間は全体的に14日間ということになる。公務員事務局の聶徳権・局長は、多くの検査センターが使用率が95%を超え、一部の地区では需要が非常に大きいことから検査期間を延長したと説明。「より多くの市民が検査に参加することで隠れた感染者を探し出し、早期にウイルス伝播の鎖を断ち切ることができる」と述べた。9日午後8時までに検査を完了した市民は142万3000人で、うち126万8000人のサンプルは化学検査を完了。検査を通じて確認された新型コロナ感染者は19人に上った。呼吸系統科の専門医師である梁子超氏は、実験室ですでに化学検査を終えたサンプル126万件を検査で確認された患者19人で割ると陽性比率は約100分の0.0015となることから、香港の人口750万9000人を掛けて香港全域に約113人の患者がいると推計している。

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