有線電視(CATV)と『明報』は香港大学と米テキサス大学の学者チームとの協力で7月1日に行われた民間人権陣線主催の7・1デモの参加者数を推計した。
2日付『明報』によると、今年の7・1デモの参加者数は主催者が55万人、警察がピーク時で19万人と発表したが、CATVと『明報』は26万5000人と発表。誤差を考慮すると24万~29万人となる。これは人手と人工知能(AI)による手段で計測したもので、予定されていなかったルートや途中参加した人の数も含まれている。
香港大学社会工作及社会行政学系の葉兆輝・教授は、今回のデモでは多くの人が途中参加したため、人手によるアンケート調査や銅鑼湾駅や湾仔駅で途中退散した人の数も調査したと説明。約8400人にアンケートを行った。AIチームは2カ所の歩道橋の上から7台の装置でデモの様子を撮影してリアルタイムで人数を割り出したという。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。