日本経済新聞社と金融統計機関IHSマーキットは8月6日、2020年7月の香港の購買担当者指数(PMI)を発表した。同日の香港メディアによると、7月のPMIは44.5で、6月の49.6から5.1ポイントの下落。28カ月連続で景況の分かれ目である50を下回った。3月からの上昇傾向に歯止めがかかり、民間経済の景気が大幅に悪化したことが反映されている。ただし中信銀行(国際)の廖群・首席エコノミストは「特区政府の大規模な支援措置が次々と実施され、下半期の経済が回復する条件を与えている」と楽観的にみる。新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)第3波が過ぎれば香港の消費と投資は加速的に回復し、輸出も中国経済の回復によって反発が見込めるとして、下半期の域内総生産(GDP)伸び率はマイナス4.3%、通年ではマイナス6.7%と予測している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。