特区政府統計処が９月２１日に発表した２０２０年８月の消費者物価指数（ＣＰＩ）伸び率は前年同月比０．４％下降した。また、政府の一過性の措置による影響を除いたＣＰＩ伸び率（基本物価上昇率）は同０．１％で、７月の伸び率０．２％より下降した。８月のＣＰＩ伸び率が下降した原因は主に、政府による公共住宅家賃立て替えと香港房屋協会による一部団地家賃の３分の２免除がなくなったことによる。基本物価上昇率が下降したのは主に、豚肉価格と民営住宅家賃の上げ幅が小さくなったことによる。ＣＰＩ伸び率は項目別では、電気、水道・光熱費が前年同期比１９・３％、衣類・履物は同７・６％、耐久消費財は同４・２％、交通費が同２・４％、外食が同１・３％、それぞれ下降した。一方、食品（外食含まず）が同３・５％、その他商品が同２・９％、酒とたばこが同１・４％、その他サービスが同０・７％、住宅が同０・６％、それぞれ上昇した。
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