香港空港管理局(AAHK)は10月16日、香港国際空港の2020年9月の利用統計を発表した。9月の航空貨物取扱量は前年同月に比べ4.4%減の38万8000トン。9月の旅客数は同97.9%減の延べ10万人。離着陸数は同68.5%減の1万535便だった。9月の貨物量が減ったのは、旅客機の積載容量の減少が影響し、再輸出が少なかったことによる。中でも東南アジア、中国本土を往来する貨物の減少が目立った。カーゴサービス需要は依然大きく、貨物機の離発着数は前年同月の4815回に比べ同25.0%増の6020回に上るなど増加が目立ち、輸出は同4・0%増加、輸入は同10・0%増加した。旅客数の減少は、新型コロナウイルス感染拡大で香港居民以外の入境規制や各地の入国規制、検疫措置が続き、香港市民の海外旅行やトランジット客が大幅に減少していることによる。
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