世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が続く中、観光業は1年近く運営が厳しい状態が続いている。1月19日の香港メディアによると、地場の旅行会社EGLツアーズは、主に日本ツアーや長距離ツアーを担当するツアーガイド全員を解雇すると発表。全スタッフの25%に当たる120人が対象となる。EGLツアーズのエグゼクティブディレクターであるHuen Kwok-chuen氏によると、同社は11カ月間にわたってアウトバウンドツアーを運営することができず、コロナ流行のために昨年2店舗を閉鎖したという。またコロナ流行前のツアーガイドの月給は上限2万5000ドルで、そのうち基本給は10%しかないため昨年はガイドの収入が大幅に減少したと説明。コロナ流行が収まったら解雇されたツアーガイドを優先的に採用すると述べた。多くの旅行会社が政府から給与補助を得たものの、昨年11月末で給与補助第2弾が終了した後は解雇の波が押し寄せている。

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