衛生署衛生防護中心は８月３０日、２０２２年第２四半期のＨＩＶ新規感染者数を発表した。新規感染者は１２５人で、うち男性は１０３人、女性は２２人だ。感染経路は６４人（５１・２％）が同性または同性と異性両方との性的接触、２７人（２１・６％）が異性との性的接触、１人（０・８％）が香港域外で輸血あるいは血液製剤の汚染によるものだった。しかしその他の３３人は感染経路が特定できていない。これで香港のＨＩＶ感染者は１９８４年から累積で１万１４４２人となった。感染者の６９・９％にあたる８６人はすでに衛生署や医院管理局管轄下のエイズ専門科で治療を受けているが、別の２人は感染が確認された時すでに死亡していたという。一方、２２年第２四半期のエイズ発症例は２３件。発症者の感染経路は９人（３９・１％）が同性または同性と異性両方との性的接触、１１人（４７・８％）が異性との性的接触によるものだった。エイズ発症例は１９８５年から累積で２３６１人となった。衛生署ではＨＩＶとエイズに関する情報をホームページで公開しており、ホットライン２７８０―２２１１で抗体検査の予約も受け付けている。抗体検査は無料、無記名、秘密保持で受けられるので、不安全な性行為をした場合には早めに検査を受けるよう呼び掛けている。
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