香港上海銀行(HSBC)は10月22日、デモ隊による襲撃で損傷を受けたライオン像の第1段階の修復が完了したと発表した。23日付香港各紙によると、HSBC本店入り口に設置されたライオンの銅像は1月1日のデモ活動で放火されて赤ペンキをかけられたため、数カ月にわたって板に覆われ修復作業が行われていた。10月23日朝には第1段階の修復作業が終わったとして再公開するための除幕式が行われ、HSBCの王冬勝・副主席兼行政総裁、施穎茵・香港区行政総裁が出席した。HSBC御用風水師である80歳の竜景●氏の登場とともに除幕式が開始され、竜氏が赤いおしぼりでライオン像をふいてから線香を灯して2頭の像の周りを回り、赤ペンキで目と爪を塗った。新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行によって年内は海外から専門家を招くことができないため、修復作業の遅れは避けられず段階的に進める計画となった。引き続き修復・メンテナンス作業が行われるという。【●=金へんに玉】

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