国際通貨基金(IMF)は10月23日、地域経済展望リポートを発表し、香港の経済成長予測を下方修正した。
同日の香港メディアによると、IMFはアジアの主要経済体の成長スピード鈍化は予想より深刻化していると指摘。今年のアジアの域内総生産(GDP)伸び率予測を先の発表から0.4ポイント引き下げた5%、来年は0.3ポイント引き下げた5.1%に修正。金融危機以来の低い伸び率となる。
特に香港は数カ月にわたるデモ活動による影響が相当深刻になっているとして、今年のGDP伸び率は2.4%ポイント引き下げた0.3%、来年は1.5ポイント引き下げた1.5%に修正した。さらに香港情勢の不安定は地域にとってリスクとなり、情勢が悪化すれば香港や域内諸国の経済パフォーマンスにマイナス影響を及ぼすとみている。

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