逃亡犯条例の改正反対デモで香港鉄路（ＭＴＲＣ）はデモ隊の標的にされ、多くのＭＴＲ駅の施設が破壊された。
１０月４日の香港メディアによると、同日までに破壊された駅はＭＴＲが８３カ所、軽便鉄道が４２カ所。破壊された施設は自動改札機８６０台、自動券売機とオクトパス・チャージ機が５００台、オクトパス読み取り機４００台、防犯カメラ７００台、エレベーター１２基となっており、そのほか１０カ所の出入り口が破壊のため閉鎖しなければならなくなった。まだ開通していない沙中線の宋皇台駅も破壊を受けた。
ＭＴＲＣの劉天成・車務総監は駅施設の破壊がどんどんレベルアップしたため「一部の破壊された施設はすでに替えの部品がない。デモ隊は人々のことを考え、鉄道施設を大事にして、悪意の破壊行為をやめるべき」と述べたほか、列車や駅の出入り口に火炎瓶などを投じるのは乗客や職員の安全を脅かすと非難した。修復作業については、部品に限りがあるため、これまでになく緊急な部品調達が必要になったとして見通しはコメントしなかった。
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