ＭＴＲは昨年１２月に走行中の車両が銅鑼湾駅に入った際に車両ドアが外れる事故が起きたが、１１月１３日に再び同様の事故が発生した。１４日付香港各紙によると、１３日午前９時３４分、●湾線でセントラル方面の列車が油麻地駅に入った際に突然２カ所の車両ドアが外れ、列車とホームドアの間に挟まり煙が上がった。香港鉄路（ＭＴＲＣ）と消防隊員がすべての乗客を避難させた。この事故で乗客２人が不調を訴えたり軽傷を負った。初歩的な検査では列車の先頭車両がわずかに脱線していることが発見され、車両の先頭右側と線路脇の設備が破損していた。６両目第５ドアと７両目第１ドアが外れてホームドアとの間に脱落し、徹夜での修理が必要となった。事故発生後、油麻地駅セントラル方面の２番ホームと●湾方面の１番ホームは封鎖され、４分後に消防隊員が到着し、ＭＴＲＣ職員の協力で約７５０人の乗客を避難させた。うち６００人は油麻地駅の安全な位置まで誘導、１５０人は車両最後尾の非常口から脱出して線路上を旺角駅まで歩いて避難した。事故により●湾線は茘景―佐敦間の運行を停止。茘景駅と佐敦駅では折り返し運転が行われ、ＭＴＲＣは茘景駅からシャトルバスを運行し、一時は１００人余りの乗客が５０メートルの列をつくった。ＭＴＲＣは１４日朝に茘景―佐敦間の復旧を目指している。【●＝草かんむりに全】
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