香港鉄路(MTRC)は8月22日、暴力的なデモが発生した際の対応についてプレスリリースを出した。
同日の香港メディアによると、MTRCは警察がMTR駅付近でデモ隊排除を行う際、乗客を乗せた列車はその駅を通過する措置を取り、デモの影響を受けている駅に乗客が入るのを防いでいると説明。また駅構内に残された他の乗客が速やかに駅を離れることを考慮し、乗客を乗せていない特別列車を手配して直接その駅に向かい乗客を乗せることがあるという。ただし駅構内で暴行、破壊、その他の暴力事件が発生した際は緊急事態として予告なしに即時その駅の運営と列車運行を停止、ひいては駅を閉鎖することもあり得ると指摘した。
一方、『人民日報』は微博(ウエイボー)で論評を配信し「21日に西部線元朗駅で黒服集団による破壊活動が行われた際、MTRCは警察への通報が遅れたばかりか特別列車を手配して暴徒らを無料で乗せて護送した。いかなる公共機関もひとたび暴力を容認すれば公共の安全が守れなくなる」と非難した。
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