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香港―社会

N・キッドマンの隔離免除で物議

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が下火になる中、検疫免除制度をめぐり物議を醸している。8月21日付香港各紙よると、米国俳優のニコール・キッドマン氏が撮影のため来港し、計5人のクルーが特区政府から検疫免除を認められた。キッドマン氏はセントラルでショッピングをして、ピークで撮影するなど、検疫を経ずに市中を歩き回る特権を享受していると指摘されている。20日には石塘咀の唐楼に半日滞在し、撮影作業に入ったとみられている。ある立法会議員は政府の検疫免除は防疫措置の抜け道となっていると批判。特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長はこれに対し「検疫免除者は指定の行程で動かなければならず、条件は非常に厳格であり、期間中は仕事と関係のない活動は認められない」と説明した。特区政府商務及経済発展局の邱騰華・局長は、職員を派遣して当該検疫免除者を監察しており、防疫措置への違反は見当たらないと述べた。また香港は一貫して映画産業を推進しており、政務長官が検疫規定に基づき合理的な状況の下では検疫免除を認めると指摘した。

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