ニュージーランド副首相兼外務大臣のウィンストン・ピーターズ氏(Winston Peters)は今週、フィリピンに公式訪問をする予定だ。6月9日の外務省からの声明によると、今回の訪問はニュージーランドとフィリピンの様々な分野での協力と連携をさらに強化するためである。ピーターズ氏と外務省長官のエンリケ・マナロ氏(Enrique Manalo)は、両国の関係を強化する可能な方法を討論し、また、既存の防衛・経済・再生可能エネルギー・人間関係の繋がりをさらに深める機会を模索しながら、他の問題についても話し合う予定だそうだ。
マナロ氏とピーターズ氏は、共同記者会見と、フィリピン官僚主義対策当局(the Anti-Red Tape Authority;略してARTA)とニュージーランドビジネス環境改善貿易公社の間の協定調印式を開催する予定もあると言われている。今回の訪問が特に重要である原因は、2026年の7月には両国の外交関係樹立60周年を迎えることになるからという。外務省によると、今回の訪問はフィリピンとニュージーランが相互利益とインド太平洋地域の平和・安定・繫栄を促進するための緊密な連携を再確認することにもある。

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