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香港―経済

S&P「アジア経済は底打った」

国際格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はこのほど、中国本土と香港の今年の経済成長予測を発表した。10月7日付香港各紙によると、S&Pは新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行による経済への影響が最悪の時期は過ぎ、中でもアジア経済はすでにそこを打ったと指摘。さらに「中国がアジアもしくは世界経済の回復をけん引しているが、まだ中国の回復状況を観察しなければならない」と述べた。アジアでは各国政府による措置で生産活動の回復と消費が増加しており、中国と米国の需要を受けて電子生産などの輸出が増加しているという。中国経済はインフラ投資による刺激策で経済が反発し、不動産業と電子産業も回復。ただし連休中の旅行者数は予想より少なく消費回復にはまだ時間がかかるとみる。中国の域内総生産(GDP)伸び率は今年が2.1%、来年が6.9%、香港は今年がマイナス7.2%、来年が5.3%との予測を示した。

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